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フォリー・ベルジェールのロイ・フラー、PAL(ジャン・ド・パレオローグ)によるポスター
ロイ・フラー Loïe Fuller
1862年1月15日、アメリカ生まれ。子どもの頃から舞台女優として活躍していたが、1891年、ふわりとした衣装をまとい、まるで催眠術にかかったような女性を即興的に、しかも激しい身体的パフォーマンスによって演じて観客を驚嘆させた。これがのちにサーペンタインダンスと呼ばれ、ロイ・フラーのトレードマークとなってゆく。その後、パリに渡った彼女はそのダンスによって一大旋風を巻き起こし、アール・ヌーヴォー時代のミューズとしてパリのアートシーンに君臨する。劇場<フォリー・ベルジェール>を拠点として、ジュール・シェレやロートレック、ロダン、エミール・ガレ、コクトー、ドビュッシーなど名だたるアーティストを魅了し、ポスターや美術作品などジャンルを越えてその姿が刻まれた。また、独自開発したカラーフィルターを用いることによってさまざまな色の照明を実現させ、それまでになかった照明による舞台空間を創造するなど、舞台演出の革新者でもあった。 1900年のパリ万博ではロイ・フラー劇場を開設し、話題をさらった。日本人俳優、川上音二郎と貞奴(マダム貞奴)を劇場に招き後押ししたほか、ダンスの世界に新風をもたらしたイサドラ・ダンカンを支援するなど新たな才能の発見と育成に努め、20世紀初頭のダンス界のみならず、現代のアート、演劇、映画に多大な影響を与えた。1928年1月1日、パリにて亡くなる。